それが顕著に表れていたのが『放課後等デイサービス』です。2年間の経過措置期間がありますが、これまでは障害福祉サービス経験者といういわば『ゆるい』くくりにでも入れば職員の頭数に入れられましたが、2年後からは保育士又は児童指導員という肩書が必要となります。保育士は国家資格ですが児童指導員は任用資格で資格試験はありません。ただ一つ救済用件となるのが、3年以上児童福祉事業に従事した者で厚生労働大臣又は都道府県知事が適当と認めたもの、という基準です。要は現時点で1年以上放課後等デイサービスで働いていれば児童指導員として認められる公算が大なのです。ではこれからこうした現場で仕事をしたいと思う人はどうしたら良いのでしょう?最短ルートを言えば、保育士か社会福祉士の資格を取ることです。取得に要する年数から言えば、保育士が最短で取れます。しかし、今の流れを考えれば、社会福祉士の方が多分野での仕事に応用が効きそうです。
放課後等デイサービスほどではないにしろ、他の障害福祉サービス分野でも流れは一緒です。そして、新たに課せられている『義務化』の内容を見るに、社会福祉士は取っておいた方が良い資格だと感じます。
どんな仕事でもそうだと思いますが、自己研鑽無くして続けられるほど甘い世の中では無くなっています。常に一歩二歩先を見据えて仕事をするためにも、生涯学習は欠かせません。ならば学ぶ過程で資格も取得するのは一石二鳥ではないでしょうか?私はそんな思いから資格取得を職員に勧めています。そしてそう言う以上は自ら進んで資格取得を目指しています。『やる気』に定年はないはずですので。
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