よく、暗記が苦手という言葉を耳にしますが、単体で記憶しようとするから記憶に留まらないだけです。私が一番苦手なのは丸暗記と言われるもので、英単語でも数学の公式でも丸暗記できたことがありません。
英単語は興味のある文章と共に覚えて記憶に留めるか、連関のある多くの単語を一気に記憶するかのどちらかでしか覚えられませんでしたし、数学の公式はいつでも自分で導き出せるようにして、丸暗記はしませんでした。というかできませんでした。
知識は複数のそれとリンクされることで意味を増し、それだけ記憶に留めやすくなるものだと考えます。これは資格試験でも応用した考え方です。過去問を見るにも、その過去問にどれだけ関連のある知識を結びつけられるかをいつも考えていました。その過去問から派生する別の問題などを想像していくと記憶に残りやすかったです。そう、知識は必ずそれと関連する情報と結びつけてこそより一層の意味を持つので、それ故に『知識は孤独を好まない』のです。