2018年07月11日

いつもと違う

 年に何度かメンバーのNさんの買い物にお付き合いしています。
 これまで日常的に必要なものでも、一人では買いに行くのが難しかったり、どうしようもなくなってからようやく買いに行っていたものを、声かけして本人がOKしてくれた時に買い物に行くのです。

 買い物だけではなく、その後一緒に夕食を食べるというのがお決まりのコースになっています。これまでは私と二人で食べることが多かったのですが、一昨年くらいからでしょうか。Nさんが女性職員さんも食事に誘うようになりました。

 それはきっと、父親がホームに入所したことに関係しています。これまで、帰宅すれば、父が良い話し相手になってくれていました。それが、帰宅しても父が居らず、話す相手が居なくなり寂しい気持ちがつのっていたのでしょう。

 女性職員さんもその辺りの事情を良く理解してくださって、仕事を終えてから、私的な時間でお付き合いくださいました。少しでも多くの人と食事することで、Nさんの心が晴れるなら、たまには複数の人とワイワイ言いながら食べる楽しさを味わってもらいたいから、と。

 ところが、Nさん、恥ずかしがり屋でもあり、妙なこだわりを持つ方でもあるので、これまでせっかく誘った女性職員を土壇場で『やっぱり今回は良いですから。』とドタキャンすることしばし。その理由はよく分かりません。では食事は無くなるのかと言えば、私と二人ではするのです。中年の男二人で食べるより、来ますよと言ってくださる女性がいた方が楽しいのではないのかなぁと思うのですが、何度もドタキャンするのですねこれが。結局二人で食事する場所は、勝手知ったるイオンの三階のレストラン階でのトンカツということが多かったです。

 ところが、今月靴を買いに行く日程が決まるや、複数の女性職員に食事のお誘いをしているNさん、未だ『やっぱりまた今度にしようか。』とお断りをしないのです。どんな心境の変化なのでしょうか?このままだと、女性の参加が過去最高となります。もちろん、女性職員の方々が、ご自分の都合で『また今度にしましょう。』と言うのも可能なので、今月後半に予定している買い物&食事の行方は未だ見えません。

 でも、Nさんがここまできて、一向食事のキャンセルを言い渡すことがないのは珍しいので、私は半ば楽しみながら静観しています。最後の最後でいつも通りになるのか、それとも?と。

 ただ一つ言えるのは、これからヘルパーさんと買い物に行く良いきっかけとなり、それを助長することになれば良いということです。いつまでも私だけが関わるわけにはいかないでしょう。その時に安心して買い物に行ける環境が整うようにと、せめてそれまでは続けたいと思います。ヘルパーさんとNさんと、私と女性職員と食事ができたら万々歳だなぁ。

 そのための伝え方、工夫しながら、少しづつであっても、続けなければなりませんね。
posted by 施設長 at 04:26| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする