2018年07月05日

言葉があふれてくる時

 ダウン症のFさんは絵本が大好きです。読書好きというのは私と共通の趣味なので、それで打ち解けてくれるのかも知れません。(そんなことないかな?)
 Fさんは絵本を読めるのに、言葉を発することが稀でした。何か気に触ることがあって固まると、これはもう貝のように閉ざし、内にこもります。仕事でつまずいた時もそうでした。ようやく元の笑顔を見るまでに半年以上かかったのを覚えています。

 このFさんに今大きな変化が表れています。言葉が出る頻度が幾何級数的に高くなっているのです。元々言葉を理解し、絵本も読めるのですから、心が開けば、会話も弾むはずです。その大きな兆しを感じています。

 言葉が口元にあふれてきているように思えてなりません。これから次々と様々な言葉がFさんの口からほとばしり出てくるでしょう。

 メンバー・職員集団の中で、心が開いていき、言葉があふれ出てくる。なんて素晴らしいことでしょうか。

 メンバー達が、各々認め合う『人』の中に置かれると、様々なドラマが生まれます。
posted by 施設長 at 20:20| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする